正月向け区政報告紙「雄飛」が出来ました。

雄飛
東京都台東区議会議員 伊藤萬太郎

迎春 
昨年、平成23年2011年は3,11東日本大震災という忘れる事のできない歴史的な史実を期する年になりました。千年に一度というマグニチュード9は未曾有の大被害を蒙り、世界のリーダーである日本に注目が注がれ、その国際的な困惑感と期待感も併せ、世界各国から物心共に大きな援助が現在も寄せられています。日本はこの大地震を体験した中で国が一丸となって復旧復興に取り組んでいます。そこで教訓として感じるのは、他人任せはダメ、政治、行政に多く頼ることよりは、先ず地域の人々が手に手を取ってしっかりと自助共助の社会を作り上げ継続していく事だと考えさせられました。それは、まさに今年の漢字にもなりました「絆」ではないでしょうか。糸の半分二人で持って愛を信じて生きてゆくことだと思います。地球人類社会を体に例えれば、私たち基礎自治体はいわば細胞のようなものです。台東区は正にしっかりとした細胞として自覚自立しなければなりません。区民一人一人が先ず幸せになる為に家族、地域社会と、支える行政がその「絆」を自覚する。台東区を明るい夢とロマンのある自治体として日本全国に世界に模範を示すことが出来たらと考えます。世界の自治体がみんなでそんな強い思いを持てば、必ずや人類の幸せ、世界平和が構築できるものと思います。辰年の平成二十四年は復興に向けてまた防災にむけて未来の台東区に向けて更に私たち区民、行政、議会が「愛」と「絆」を持って団結し、未来を信じ力の限り昇竜して参りましょう。
祝・中村明彦都議会議長就任!
中村明彦都議は昨年の十二月十五日の都議会本会議において、第四十四代都議会議長に選出されました。
伊藤まんたろう区政レポート
(平成第四回定例会一般質問の一部抜粋)
十二月二日(金)「本会議場において」
〈伊藤議員〉 防災対策について
① 災害協定推進条例の制定について
この度の東日本大震災を契機に、被災地はもちろん台東区でも前代未聞の震度5の恐怖体験をもとに、防災意識が大きく変換して来ています。これは自分の命がかかっている事ですから防護本能として当然の事だと考えます。特に公助に頼る前の「自助と共助」の重みを肌で実感したものと思います。そして、発災する前の準備の大切さを痛感し、それぞれの町会や各種団体など独自の協定締結作業が活発に始まっています。具体的に言えば姉妹友好都市との災害時相互協定は殆んど締結され、台東区商連と区内各所の消防署と警察との防災協定、自動車整備団体と台東区との車両障害物等除去協定などは公共との関係です。しかし、大事なのは民間同士の協定に有ります。身近でいえば町会と町内にある公共施設や民間の高いビルとの災害時の協定を結び、休日や夜間において寝たきりのお年寄り、障害者、妊婦子供などの弱者の避難場所として確保し、出入り口の鍵などを町会で責任を持って保管するなどの民間レベルの協定を指します。これは大変に難しいものが有ると考えます。そこで民間同士、公共施設と町会などの民間、個別団体との災害協定を結ぶ際の区の一定のルールを定めて、より良い協定書を作るための指針や手順などを提示し区の考え方に基づいた形で締結できる条例を早急に作るべきと考えます。相互の安心を安全を出来る限り早急に隈なく区内全域にネットワークすべきと考ますが、区長のご見解をお尋ねいたします。
〈吉住区長答弁〉
災害に備えて地域内の様々な構成員が相互の協力体制として平常時から協定を結んでおくことは、地域コミュニティーの醸成、自助、共助体制の強化、更に、地域の安全・安心にも結びつく。伊藤議員提案の協定締結の基準や指針の作成、協定の推進については、現在検討中の基本条例の中で検討して行く。
② 空き家条例について
この度の震災の影響でクローズアップされました、地域に放置されている空き家の問題です。多く所有者が不明でたまに住所不定者が勝手に入り込んだり、地震の時にはいつ崩れるか解らず、火災も発生したらほとんど燃料状態の危険な廃墟家屋の問題であります。この度の震災時にも近くに数棟が崩れて道路にはみ出して黄色いロープを張り青テントで覆いしばらくは放置されていました。台東区でも相当数の空き家が地権者の権利が優先されるなどして住民の安全を守るべき行政も手の施しようがなかったのではないでしょうか。そんなことから、先ずは空き家を放置することを禁止したり、権利者の許可なく行政執行ができる条例の必要性から、他自治体で空き家対策条例が作られています。台東区での空き家の実態と空き家条例の制定についてのお考えをお尋ねいたします。
〈吉住区長答弁〉
他の自治体にも空き家に対する条例を制定する動きが有る。建物は本来その所有者が適切に維持管理を行なわなければならないが、空き家については経済的な理由や相続の問題になどより適正な管理がなされずに、老朽危険家屋に至る事例が多くみられる。このような家屋が長年放置されると地域の環境衛生や防犯、防災上問題が有り、近隣の皆様に不安を与えるものと認識をしている。
そのため、今年度新たに老朽危険家屋の除却費用の助成を実施し、所有者への指導を強化している。また、空家の適正管理の強化についても条例制定を視野に入れ、効果的な仕組み作りを検討する。
〈伊藤議員〉 風呂難民対策について
「公衆浴場の確保のための特別措置に関する法律・第一条、この法律は、公衆浴場が住民の日常生活において欠くことのできない施設であるとともに、住民の健康の増進等に関し重要な役割を担っているにもかかわらず著しく減少しつつある状況に鑑み、公衆浴場についての特別措置を講ずるように努めることにより、住民のその利用の機会の確保を図り、もつて公衆衛生の向上及び増進並びに住民の福祉の向上寄与することを目的とする」と有ります。すなわち、自治体が公衆浴場難民への対策を講じるべきだと謳ってあります。大衆浴場は従来より健康保持とまた、情報交換の場としての大きな効果が認められ欠くことのできない時代的役割が有りました。台東区も特に下町人情の発信地として親しまれてきましたが、今では合計34か所となってしまいました。最近は自家風呂の普及やマスメディアの発達に伴い多情報化時代のおりから、利用客が激減し公衆浴場が廃業する事態が相次いでいます。近隣では東上野1丁目から3丁目、台東1丁目から4丁目までは皆無です。私たちの竹町地区では昭和60年からこの20数年で竹の湯、松の湯、大黒湯、直近の小島1丁目の姫の湯が有りました。この竹町地区は戦後に焼け残った木造密集地区が多く自家風呂のない家屋が存在しています。特に高齢者が風呂に入るのには一番近くの三筋湯まで歩いて15分かかります。行きは「めぐりん」やタクシーで行っても帰りは歩かざるを得ません。特に冬場は風邪をひく心配もあり風呂に入る期間が空き、健康を損なう人たちが多い状態です。台東区の全地区を見渡せば決してこの地域の問題だけでは無いと思います。たかが少数区民の意見かもしれません。しかし、放置していい問題でもありません。これは前段の法律に基づき一地方自治体の対策として提示した例ですが、①町が直接浴場を作る。○既存の浴場を改修する。②既存の浴場に対して送迎を行う。○送迎ルートの問題。③民間施設への協力依頼○浴場業者への協力。○浴場業者以外の業者へ協力。○運送業者への協力のお願い。とあります。当地区に於いては、の対策を考えてみます。まず、既存の大黒湯というの銭湯が廃業していますが風呂釜と設備はそのまま残って居ます。そのまま開業の可能性を検討下さい。または、区民館などの公共施設の一部を改修して風呂場を新設する。後は、送迎の問題ですが週二回から三回の巡回ルートを決めてタクシーか送迎バスを買い上げる。または、めぐりんか福祉関係のバスを同様に空いてる時間を活用して送迎するなどの案が考えられます。以上ご検討下さい。
〈吉住区長答弁〉
銭湯は区民のふれあいの場であり日常生活のおける保健衛生や健康増進を図る場として重要な施設である。しかし、近年は経営環境の悪化や施設の老朽化などから廃業が続き、地域によっては自宅から遠い浴場に通わざるを得ない状況が生じていることは認識している。区では、これまでも高齢者入浴券の配布や浴場の設備改善助成、公衆浴場を健康増進型に改築する場合の助成などを実施し、廃業に至らないように、支援してきた。一度廃業になった大黒湯を再会するためには運営事業者や施設の復旧にかかる費用など、様々な課題が想定されるところであり、今後研究して参る。次に公共施設の改修による浴場設置については、現在、高齢者の憩いの場として入谷と三筋の老人福祉館に入浴施設を設置している。その他の公共施設を改修して入浴施設をすることは、本来の施設機能に影響を与えるので難しい。しかし、長い距離を歩いて公衆浴場に通うのは大変なことである。公衆浴場の送迎については、自家風呂を持たない高齢者が浴場を利用しやすいようにめぐりんの活用も含め、区としてどのような支援ができるのか、真剣に考えていく。
〈伊藤議員〉 徒蔵地区について
次に今や台東区で一番注目度の高い「徒蔵」のバックアップ状況と、中央に位置する新御徒町大江戸線つくばエキスプレス駅の改札口の改良についてお尋ねを致します。台東区は江戸時代から続く、宝飾品、アクセサリー、革小物、靴、 財布、帽子、ベルト等の生産が盛んなモノづくりの中心地です。近隣には、材料・資材問屋、製造工場、職人等が集まっています。こんな台東区の南部地域、御徒町〜東上野〜台東〜小島〜鳥越〜三筋〜蔵前〜浅草橋地域を称してここ最近「徒蔵」と呼んでいます。ファッションものづくりの町として今や、上野・浅草につぐ第3の産業観光地域として全国に脚光を浴びていることは南部地域の発展を目指してきた者として大きな喜びとしています。もとはと言えば小島小学校跡地を台東デザイナーズビレッジとして開校し、若いデザイナーを育成したことが原点と考えます。そこを起点としてこの「徒蔵」地域に若いクリエーター、職人さんが次々と集まるようになりました。さらに台東区デザイナービレッジを中心に「台東モノづくりのマチづくり実行委員会」を立ち上げて様々なイベントを企画しています。御徒町高架下の「2K540あきおかアルチザン」にも繋げて一体化し、マスコミの露出度も高く、この九月16日にはテレビで取り上げられました。また、これを契機に特に福井中跡地施設にもう一方の「徒蔵」の拠点として位置付ける念願のジェーアール浅草橋駅エリアの活性化対策を考えるべきと考えます。そしてジェーアール御徒町、TX大江戸線新御徒町蔵前駅のアクセスを基点に発展の可能性を孕んだそんな今を時めく「徒蔵」のバックアップ体制は今後いかに考えているかお尋ねいたします。もう一つは中央に位置する 新御徒町駅のアクセスの問題を取り上げます。つくばエキスプレス都営大江戸線の改札口は別々の改札口で200m歩かないとそれぞれの改札口に到達できません。両方の改札口を通って地下での乗り換え口ではつながっていて、どうして地上の改札口は相互パスができないのでしょうか。どういう理由が有るのか解りませんが、大江戸線平成12年、つくばエキスプレス17年開業以来大きな不思議の問題です。相互改札が可能になり利便性が高まれば町の印象も変貌し地上の賑わいにも繋がって徒蔵のイメージアップが人気にもつながることは間違い有りません。早急な対策を講じて頂きます事を強く要望いたします。
〈吉住区長答弁〉
徒蔵地区については「ものづくりまち」として多数のメディアに取り上げられるなど、大いに注目を集めている。これまで、台東デザイナーズビレッジを中心とする若手クリエーターに対して支援を行ってきた大きな成果と考える。先般台東デザイナーズビレッジと地元職人、メーカー、問屋など、ものづくりに携わる企業と佐竹商店街が連携してものづくりを発信する地域イベント「モノマチ」が開催され、雨にもかかわらず多くの来街者で賑わった。私もと実現地を訪れて盛り上がりを実感した。本区が「ものづくりのまち」で有ることを区内外に PRし、まちの魅力を高めるイベントに対して、新たなる助成制度である「仮称・ものづくりのまちPR事業助成」を立ち上げ、更なる支援を行っていく。
次に、旧福井中学跡地の施設については、徒蔵地区の様々な取り組みに同施設に整備される産業観光情報コーナーや多目的ホールを、情報の発信やイベントの実施などに活用出来るように積極的に支援して行く。また、同施設の事業者及びテナントに対し、理解と協力を求め徒蔵地区の更なる発展につなげて行く。また、JR浅草橋のガード下については御徒町秋葉原間と同様に若いデザイナーやクリエーターが活用しやすい環境づくりをJRに働きかけて行く。次に新御徒町駅改札口の改善については、伊藤議員指摘の通り、相互改札の実現は、利便性の向上によって徒蔵のイメージアップにつながるものであり、「どこでも、だれでも、自由に、使いやすく」というバリアフリーの考え方にも通じるものと考える。バリアフリー基本構想の改訂作業において、都交通局とつくばエキスプレスとの協議の中で指摘の内容を申し入れる。

「台東音頭」が完成予定!
本年3月末日に待望の「仮称・台東音頭」が完成いたします。歌詞を全国に呼び掛け、122通の応募が有りました。今、萬太郎議員を始め9人の選考委員が審査しています。十二月二十日の会議で歌詞が決定して、一月から二月に作曲、振り付け、歌手と選考して行きます。3月からのスカイツリーイベントでお披露目をしてから、200町会にCDを配布致します。夏の盆踊りでは台東区全域で歌って踊って頂きたいと願っています。
アルミプ缶のプルタブを集めています
伊藤まんたろう後援会では環境と福祉活動の一環としてアルミ缶のプルタブを集めています。
定量が集まりましたら左記にご連絡ください。
お問合わせ伊藤まんたろう事務所へ
「婚活」をお手伝い致します
詳細はホームページ「台東区ふれあいの会」で検索を!
お問い合わせは伊藤まんたろう事務所へ
電話・fax(3837)1033