ごあいさつ

若葉薫るいい季節が到来しました。
ご家族皆々様には、日々ご健勝にお過ごしの事と心よりお喜び申し上げます。
私事、掛け替えのない妻が黄泉の国に旅立ってより、この5月1日で半年を迎えようとしています。
昨年、平成24年の4月6日に突然胆管癌の宣告をされてより、およそ9カ月の悶絶苦悩の闘病生活より死去に到りました。
折々に頂きました量り知れないご厚情には只々感謝の想いで一杯でございます。
今さえ、少しも寂寥感が薄れてきたとは覚えず、41年間の共に苦労してきた妻との過去に遭遇しては、新たな悲しみと痛恨が胸を刺し、いまだ慟哭の日々は続いて居ります。
しかし、半年を迎えた今、遠くから「もう、前向きに気持ちを切り替えなさい」と妻の声が聞こえて参ります。
出来うる限り強い心を持つようにまっすぐを向いて参りたいという思いに到りつつあります。
妻と一緒に歩き続ける筈だった皆さんに与えられたこの道を懸命に刻んで参りたいと存じています。
そして、私との絆を培う仲間と区民の皆様の幸せを創ることが妻の願いであり私の使命と思います。
僕の隣にはいつも妻の心が一緒に歩いていると信じています。
どうぞ、今まで以上の厚いご支援とご友情を頂きますように心よりお願い申し上げます。
            平成25年 4月30日 伊藤萬太郎